派遣社員と正社員の働き方の違い

会社の組織の中で働く正社員は、アルバイト、パート、契約社員と違い仕事のありなしに関わらず給料は保障されています。しかし、正社員は自分の希望する仕事ができるとはかぎりません。会社は仕事の効率を考えて人材を配置するため、数年ごとに部署換えや転勤などがあります。また、お客の要望に応えて残業や休日出勤する場合があります。会社によっては社員のコミュニケーションを深めるために、飲み会や研修会などの社内イベントもあります。

派遣社員は、派遣会社と契約し派遣先で仕事をしています。そのため、派遣先でトラブルが起こっても、すべて派遣会社がフォローしてくれます。また、派遣社員も健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険がきちんと保障されているので、正社員と同様の社会保険が受けられます。派遣社員は、数週間から年単位の長期雇用など働く期間が決められている有期雇用ですが、派遣先で高い評価をもらい満期修了すると、派遣会社での評価も高くなり条件の良い仕事が紹介されスキルアップも望めます。

派遣社員は、就職や転職に失敗した人やリストラにあった人が働いているというような、マイナスイメージを持っている人が多くいます。確かに派遣社員は正社員と違い、短期間の雇用契約で出世や昇給を望むことはできません。しかし、短期間の雇用だからこそ、普通の会社員より高い時給に設定されています。また、勤務時間も決まっているので、サービス残業や休日出勤がなく、プライベートの時間をしっかり作れます。そのため、最近ではワークライフバランスを求めて、派遣社員を選ぶ人が増えています。